都道府県看護協会の会員事情

災害支援ナースになるうえで必須となるなのが、都道府県看護協会への入会です。なお、都道府県看護協会に入会できるのは看護師・准看護師・保健師・助産師の資格を持っている人です。現在、全国的に約1万人を超える人が災害支援ナースとして登録され、活躍しています。

そんな中、入会したくても躊躇する人がいるのも事実です。その背景に、都道府県看護協会への入会時にかかる費用があるといわれています。実際、都道府県によって入会時にかかる費用は異なります。新規入会でおおよそ年間2万円から5千円まであたりが相場となっていますが、県の中には、トータル8万円程度の費用がかかる場合もあります。そのため、十分に稼げていない場合には、都道府県看護協会に入会するという選択肢を取りづらいのが実情です。

とはいえ、都道府県看護協会に入会すると、メリットも多くあります。事例として宿泊施設の料金や、スポーツジムの会費などの割引を受けることができます。そして、白衣をはじめとする仕事で使う道具も、都道府県看護協会に加入していれば割安な価格で手に入れられます。

また、多くの都道府県看護協会には図書館が用意されており、入会することで自由に看護の専門書を見ることができます。スキルアップに努めたいという向上心がある人は、都道府県看護協会への入会を検討しておきたいところです。災害支援ナースとして活躍することを見据えているのなら、早い段階から都道府県看護協会への入会を検討しておいた方が良いでしょう。